注文住宅の建築確認申請はどう進められるのか知ろう

注文住宅の設計が終わり、施工会社と工事請負契約を結んだ後は、建築確認の手続きがとられるのが一般的です。これは、これから建築しようとしている建物が建築関連の法律や条例で定めている基準を満たしており、違反がないかどうかを提出を受けた書類をもとに確認するもので、基準に適合していれば建築確認済証が交付され、着工が可能になります。建築確認申請は、施主が自治体の建築主事、もしくは国土交通大臣や都道府県知事からの指定を受けた確認検査機関に対して行います。確認申請書に添付しなければならない書類は建築計画概要書、建築工事届、設計図書などたくさんあります。

書類が受理されれば審査が行われ、提出から最短で1週間、最長で5週間が経過した頃に結果が通知されます。新居での生活をはじめたい時期を決めている場合は、逆算してスケジュールを立てていく中で建築確認申請をすべき時期は自ずと定まります。実際には、建築確認申請の手続きで注文住宅の購入者がすべきことはほとんどありません。その理由は、委任状があれば本人以外の者が代理で申請することができるようになっているためです。

スムーズに建築確認の手続きはすすめていくためには、建築に関する知識や経験が必要ですが、注文住宅の購入者にその知識や経験が備わっているケースはほとんどありません。そのため、建築に関する知識や経験がある建設会社や設計事務所に委任する形をとり、施工者側ですべて手続きをすすめていきます。

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