注文住宅におけるトイレの位置を考えよう

注文住宅を建てるにあたり、まず最初に住宅展示場を訪れる人は多いですが、モデルハウスを見てみると、その中に設置されているトイレは、素敵な手洗器が置かれていたり、小さな店が設置してあるなど、ずっとトイレの空間にいたくなるようなスペースが作られています。場所も魅力的なスペースに配置されているケースが多く見られます。しかし現実においては、注文住宅を計画する中で、かなりトイレの位置は悩まされる場所と言えるでしょう。遥か昔の日本のトイレの場合には、汲み取り式のものであったため、一般的には玄関やリビングなどからは1番遠い奥の位置に配置されていたのが実情です。

渡り廊下を通っていくような場所に作られていることも多かったので、夜中にトイレに行くのが怖かったと言う思い出がある人も多いはずです。しかし現在の日本のトイレは非常に衛生的であり、脱臭機能も付いているので、臭いの問題も減ってきています。とはいえ寝室やリビングの近くに配置した場合には、音の問題が出てきたり、来客の際には気を使うことになります。高齢者の場合には、寝室から比較的近い方が非常に便利です。

小さな子供がいる家庭であれば、玄関の近くが良いケースもあります。このように聞くと結局はどの位置が良いのかわからないとなるかもしれませんが、注文住宅におけるトイレの位置は、家族の構成や来客の多さなど、ライフスタイルに合わせて考えることが大切です。打ち合わせの際にはリビングや収納等の優先順位が高くなって、トイレは後回しになる傾向にあります。しかし毎日何度も使う場所であるため、使いやすい場所に設置し、使いやすいスペースを確保して居心地の良い空間にすることが求められます。

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