注文住宅の価格に影響する要素

注文住宅はプランや仕様によって価格が左右されてしまいますが、土地に関わる部分でも価格に影響を与える要素があります。土地の購入価格ということではなく、土地の特徴が設計プランに制限をもたらし結果的に割高になってしまう場合があります。土地は整形で正方形に近いほど有効利用が可能ですが、土地の形状が不整形なほど有効利用ができないため建物形状に影響を与えてしまいます。また土地に面する前面道路が狭いと斜線制限によって高さの制限が加えられるため、設計プランによっては最上階の形状を変える必要が出てきます。

建物は整形で総二階に近いほど安く設計することが可能ですが、形状が複雑になるほど高くなってしまいます。土地は建ぺい率が決められているため、広い土地があれば余裕を持った設計が可能ですが、狭いと建物形状に影響を与えてしまいます。注文住宅では土地によって設計が決められるため、土地の状況により建築コストは大きく変わります。平坦な土地が最も良いですが、中には傾斜地にある土地もあります。

敷地内に高低差がある場合も同じですが、土留や擁壁を設置しなければならないため建築費用が割高になります。注文住宅の建築コストを抑えるには、土地の状況が影響を与えてしまいますので、土地の形状や面積によって費用が異なるのです。設計プランのグレードでは対応できないレベルの金額となることもありますので、土地は価格だけではなく形状や立地状況を考慮して選ぶ必要があります。

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