高気密高断熱を実現する素材と技

省エネ住宅を建てるためには高気密高断熱性を実現しなくてはなりません。しかし断熱素材にもさまざまなものがあり、素材によって価格が大きく異なります。一般的な安価な断熱素材として有名なのがグラスウールやロックウールです。これらの素材は施工もしやすいので、他の製品よりも圧倒的に安く家を建てることができるでしょう。

グラスウールは80％以上がリサイクルガラスを使われているため、環境面から見ても負荷の低い素材です。ポリスチレンフォームやウレタンフォーム、セルロースファイバーなども断熱素材として利用されます。これらの素材はグラスウールなどと比較すると施工費が高くなりますが、熱伝導率が低いため高気密高断熱を目指すのであれば採用したい素材です。断熱素材を使っていればそれなりに断熱効果のある家を建てることはできますが、素材の性能を引き出すのは工務店の「技」が必要不可欠です。

数多く高気密高断熱の家を建築して評価されているような工務店に依頼したほうが、エネルギー効率の良い家ができあがるでしょう。素材によって防音効果や耐火性能に違いがある点も注意しておきましょう。より安全な家にするためには防火性能は無視できません。セルロースファイバーは高価ではありますが、これらの素材の中では付加価値が高くなっています。

建築予算に合わせて適切な素材を選ぶようにしましょう。家を建てる地域によって季節の温度も違いますので、気候に合った建材を使うと良いです。